大学受験

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被服学

被服学は「衣」の全体をあらゆる側面から総合的に研究する学問です。

洋服のデザインや製造方法から、素材の開発や服飾の文化などその学ぶ対象は幅広いです。

大学での研究内容は、服飾デザインを中心とした色彩学やテキスタイルデザインのほか、服飾の歴史や文化、マーケティングや消費行動を学ぶ人文・社会科学的要素の強い分野と素材の性質や科学的構造を学ぶ理系的分野とがあります。

実習や実験も多く、実際に服をデザイン・製作する実習のほか、汚れの洗浄・漂白・染色に関する実験や繊維の識別、製造実験など科学的要素の強い実験も組み込まれています。

またアパレル(衣服・既製服)という分野では、生活者の美意識の変化と流行との関係を明らかにし、ファッショントレンドを分析しアパレル生産やアパレル販売のための、企画やマーケティングの実際を学び、そのデザインや生産工程を効率化するためのコンピューター基礎知識を学ぶアパレルコンピューター演習などの講義も開かれています。

家政・生活科学部などにある、被服学科、服飾美術学科、服飾造形学科などで学ぶことができます。

食物・栄養学

食物・栄養学では食品・栄養・調理の3分野を総合的に学習・研究し、生命と健康の基本となる食物を通してそのスペシャリストをめざす分野です。

この学問では、1〜2年次には食品学、栄養学、調理学の基礎と理論を学び、3年次以降、専攻科目の講義が始まるのが一般的です。

食素材の特徴や食品の生産・加工・貯蔵・食品の安全性や調理方法に関する講義のほか、生活習慣病、肥満、貧血、骨粗しょう症など食生活に関連した慢性的疾患の改善指導など、さまざまなテーマが取り上げられています。

また生理学や病理学といった保健系の講義も用意されている。4年間を通して実習や実験が多いのもこの学系の特徴です。

調理学実習をはじめ、栄養学実習、食品衛生学実験など長時間にわたる実験もあります。

学問的には化学に基礎を置くものも多いため、理系的な感覚を磨いておくことも望まれます。

この学部・学科を設置している大学のほとんどは栄養士資格や管理栄養士の受験資格が取得できるカリキュラムが組まれています。

ただし、資格を取得する目的をメインとする専攻と食物・栄養の研究をメインとする専攻を分けてあるところが多いので注意が必要です。

デザイン工学

使いやすく、環境にやさしい製品をめざして研究を進めます。

現在の工業製品は、性能の向上が求められる一方でデザインの重要性も問われています。

デザイン工学は、その名の通り、工業製品のデザインと機能を追及する学問です。

ただ単に斬新な形や流行を追うのではなく、消費者の視点に立ち、より使いやすく、安全な形を追求・創造します。

また最近では、やはりほかの学問と同様に環境問題に配慮した材料や製品の開発がおこなわれており、これに応えたデザインを行うことも要求されています。

工業製品と人間と環境との関わりを追求していくため、生活や社会、経済の枠組みとも深く関わっています。

大学ではデザイン造形、人間工学、生理人間学、デザイン心理学といったほかの工学系の学科とは異なる講義も開設されています。

この学問は工学部、理工学部、技術工学部、工芸学部、などに設置されているデザイン工学科、工業デザイン学科、工業意匠学科などで学ぶことができます。

ただ設置されている大学はまだ少なく、その学部によっては工学的な面を重視するのかデザイン的な面を重視するのかが異なるので選ぶときには良く注意しなければなりません。

環境工学

「土木工学」は市民の暮らしのための工学です。

道路や橋、トンネルといった交通施設や発電所、ダム、公園などの構造物を対象に設計、建設、運用、管理を学んでいきます。

人々が快適に、しかも安全に暮らすことの出来る街づくりが土木工学の狙いです。

また土木工学の扱う対象は環境と密接な関わりを持ちます。

そこで登場したのが環境工学という分野です。

これは単に土木工学に環境を絡めたというものではありません。

自然科学、社会学、情報工学などの分野も合わせ、環境に配慮した都市や地域の基礎整備を進めるという学問領域です。

一口に環境といっても地球規模の環境をしめす場合と住宅周りの生活の場に近い場所を示す場合の2通りがあります。

カリキュラムは水理学、土質力学、構造力学などの専門基礎科目から都市改革学や地球環境工学まで多彩な科目で構成されています。

測量学の実習、構造力学演習、設計演習や土木製図実習などの実習や演習が多いのも特徴的です。

この学問は工・理工学部に設置されている土木工学科で学ぶことができます。

環境建設工学科、環境システム工学科、社会開発工学科、都市環境学科などもそうです。

住居学

住む人の立場からみた快適な住空間を考え、実現していくのが住居学です。

住居は人々の生活のいわば拠点ともいえます。

こどもから高齢者までが安全で健康的に、そして機能的に暮らせる空間作りを目指していきます。

例えば、バリアフリーの住居、狭い敷地でもくつろげる空間づくりなどがその対象です。

また、住居を取り巻く地域の文化や人間関係、都市の環境なども学問の対象となります。

大学では住居学の基礎を学ぶとともに設計や製図の実習に重点が置かれ、コースや専攻にわかれて設計製図や材料実験、実測調査など専門性の高い実習や演習に取り組むことになります。

インテリアのデザイナーやコーディネーターを目指すのには、この学問を学んでおくのが良いです。

建築学との違いは、建築学は建物の構造など力学的な面を重視して学ぶのに対し、住居学では住空間でいかに快適な生活をおくることができるかというソフト面から建物を考える学問になります。

従って内装などの部門は住居学の方にあたります。

この学問は家政学部、生活科学部、生活環境学部などの中の住居学科、環境デザイン学科、生活環境学科などで学ぶことができます。