薬学はその名の通り薬にスペシャリストを育成する学問です。
薬を初めとする化学物質と人体との関わりを追求していきます。
研究の分野は主に「製薬学」「医療薬学」「衛生薬学」の3つに分かれています。
「製薬学」は医薬品の合成・製造といった開発や製造技術、さらには薬の安全性までを研究します。
「医療薬学」では、人体と薬の関わりを理解し、医薬品の調合調剤・使用・管理などについて学んでいきます。
「衛生薬学」は、健康の保持と増進を主題に、安全性や環境に対する化学物質の影響などを学びます。
現在では有機合成・生物化学・分子生物学の3分野の視点から研究が進められています。
医薬分業が促進され、薬剤師の重要度も増すと共に、業務内容も従来の調剤指導や薬暦管理といった、細やかな内容がもとめられるようになってきているのと、より良い薬や治療方法の開発を怠ることはできません。
このような時代の流れを背景に、2006年度からは6年制の薬学部が誕生することになりました。
薬学部が学ぶ内容は非常に多く、実験や実習も多いためにハードスケジュールです。
卒業後は研究を進めたい人は大学院への進学をする学生も多いです。